機関紙・ビラ『抵抗』第1號(1950.11.5)019

売上金かっぱらう米兵の暴行に泣き寝入り
京浜急行の沿線では、去年から生麦事件をはじめ数件のアメリカ兵による売上金の強奪事件や駅員に対する暴行事件がおこっている。
日本の警察へ届け出てもぜんぜん見て見ぬふりだし、駅長や職制から会社へかけあってもほとんど泣き寝入りだし、ある駅では駅長が駅員に頭割りで弁償させたことさえある。
会社へかけあえば、会社はさわらぬ神にたたりなしとばかり配転になった例さえある。居合わせて顔をみとどけた駅員がその犯人をMPへ告げたところ逆に偽証罪だとおどかされた。駅員のアメリカ帝国主義に対するふんまんはひろがっている。
Propaganda handbill “Teikoh”No.1 1950.11.5, 019

機関紙・ビラ『抵抗』第1號(1950.11.5)019
昭和25年11月5日発行
発行者:不明(党と言っているので社会党系?)
サイズ:タテ約35.5×ヨコ約25,8㎝ B4サイズ
オモテ・ウラ2ページ
ガリ版刷り

※前年には、下山事件、三鷹事件、松川事件、という国鉄三大事件(共産党関与説、米軍謀略説など謎が多い)が起こっている。

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