新宿慕情」カテゴリーアーカイブ

新宿慕情116-117 NTV小林与三次社長を特訓

新宿慕情116-117 正力家の娘婿であり、内務官僚として、エリートコースを進んでいった小林さんには、たいへんな〝初体験〟であったらしい。
新宿慕情116-117 正力家の娘婿であり、内務官僚として、エリートコースを進んでいった小林さんには、たいへんな〝初体験〟であったらしい。

新宿慕情118-119 シロシロはレズビアン・ショー

新宿慕情118-119 路地ウラの旅館の一室で、陰微な感じで、十名足らずの客が、フトンのまわりをグルリと取りまいて、息を詰めて凝視するなかで、濃厚に演じられていた…
新宿慕情118-119 路地ウラの旅館の一室で、陰微な感じで、十名足らずの客が、フトンのまわりをグルリと取りまいて、息を詰めて凝視するなかで、濃厚に演じられていた…

新宿慕情120-121 オカマを見せてよ

新宿慕情120-121 そのころの上野。それは、ノガミと陰語でいうのがふさわしいような町だった。~街角には、パンパン、オカマが、道行く人の袖を引いていた。
新宿慕情120-121 そのころの上野。それは、ノガミと陰語でいうのがふさわしいような町だった。~街角には、パンパン、オカマが、道行く人の袖を引いていた。

新宿慕情122-123 エッ、あの女の人が、オ、カ、マ?

新宿慕情122-123 「三田サン。あんまりおそくなると…。早く、オカマに会わせてよ」女性記者は、夜のノガミがコワイ、と聞かされていただけに、またぞろのブラブラ歩きに、ジレてきたようだ。
新宿慕情122-123 「三田サン。あんまりおそくなると…。早く、オカマに会わせてよ」女性記者は、夜のノガミがコワイ、と聞かされていただけに、またぞろのブラブラ歩きに、ジレてきたようだ。

新宿慕情124-125 オカマには、形態学的に三種類

新宿慕情124-125 オカマの和ちゃんが、打ち明けてくれた、彼女たちの〝秘めたる行為〟とは…と、それを述べることにしよう。
新宿慕情124-125 オカマの和ちゃんが、打ち明けてくれた、彼女たちの〝秘めたる行為〟とは…と、それを述べることにしよう。

新宿慕情126-127 客を取るオカマは和服姿

新宿慕情126-127 酔客や、場馴れしていない客などは、ショートであれば、必ず〝満足〟させ、〝疑い〟ももたせずに帰す自信はある、と、和ちゃんは断言する。
新宿慕情126-127 酔客や、場馴れしていない客などは、ショートであれば、必ず〝満足〟させ、〝疑い〟ももたせずに帰す自信はある、と、和ちゃんは断言する。

新宿慕情128-129 ソ連国籍の強制労働者が同じ炭鉱にいた。

新宿慕情128-129 もはや、ノガミの和ちゃんの着物をたくし上げて、隆起物をゴマ化すのは、古いのである。突出部分を、外科的に除去してしまうのである。
新宿慕情128-129 もはや、ノガミの和ちゃんの着物をたくし上げて、隆起物をゴマ化すのは、古いのである。突出部分を、外科的に除去してしまうのである。

新宿慕情130-131 分娩の苦痛も男女同権に

新宿慕情130-131 「一九一七年の革命で、我がソビエト社会主義共和国連邦ではセックスも解放された。それは働く労働者と農民と、すべての人びとの共有である」
新宿慕情130-131 「一九一七年の革命で、我がソビエト社会主義共和国連邦ではセックスも解放された。それは働く労働者と農民と、すべての人びとの共有である」

新宿慕情132-133 現在は、男性でも女性でもない…

新宿慕情132-133 逮捕された時は、刑事たちは、女性だと思い、留置も、女性房に入れた。だが、彼女は、「男だから、男性房に入れろ」と、ワメクのだ。
新宿慕情132-133 逮捕された時は、刑事たちは、女性だと思い、留置も、女性房に入れた。だが、彼女は、「男だから、男性房に入れろ」と、ワメクのだ。

新宿慕情134-135 半陰陽についてのウンチク

新宿慕情134-135 戦争のおかげで、軍陣医学が進歩して、整形外科の技術は大いに向上した、という。弾丸が当たって、オチンチンを吹き飛ばされた場合など、オナカの皮を丸めて、まず…
新宿慕情134-135 戦争のおかげで、軍陣医学が進歩して、整形外科の技術は大いに向上した、という。弾丸が当たって、オチンチンを吹き飛ばされた場合など、オナカの皮を丸めて、まず…

新宿慕情136-137 某月某夜。ふたりはラブ・ホテルの

新宿慕情136-137 店の電話番号と女の名前がわかれば〈初会〉は十分。二回目で一万円ほど。これで〈ウラを返して〉、三回目ともなれば、もう〈馴染み〉だから二、三万…
新宿慕情136-137 店の電話番号と女の名前がわかれば〈初会〉は十分。二回目で一万円ほど。これで〈ウラを返して〉、三回目ともなれば、もう〈馴染み〉だから二、三万…

新宿慕情138-139 性転換手術の途上にあった

新宿慕情138-139 男根と睾丸の切除は、東京の医者にかかった。ヤミ手術なのである。ヤミだから高価い。「二、三百万円かかったわ…」と、彼女はボカしていう。
新宿慕情138-139 男根と睾丸の切除は、東京の医者にかかった。ヤミ手術なのである。ヤミだから高価い。「二、三百万円かかったわ…」と、彼女はボカしていう。

新宿慕情140-141 渋谷の百軒店のカフェーのこと

新宿慕情140-141 とうとう、芸者とホステスとが登場しなかった。不公平だから、サッと走り書きをしようか…。私が、〝おとなの男〟になったのは、満二十歳の誕生日の夜だった。
新宿慕情140-141 とうとう、芸者とホステスとが登場しなかった。不公平だから、サッと走り書きをしようか…。私が、〝おとなの男〟になったのは、満二十歳の誕生日の夜だった。

新宿慕情142-143 渋谷・丸山町の「粋園」という待合

新宿慕情142-143 仲居のおキクさんは、万事承知の助で、この〝坊や〟の筆下ろしのために、然るべく、手配をしていてくれたらしい。日本髪の、いかにも、芸妓ッぽいお姐さんが入ってきた。
新宿慕情142-143 仲居のおキクさんは、万事承知の助で、この〝坊や〟の筆下ろしのために、然るべく、手配をしていてくれたらしい。日本髪の、いかにも、芸妓ッぽいお姐さんが入ってきた。

新宿慕情144-145 三善英史の唄『丸山花街』が好き

新宿慕情144-145 その深夜の二時ごろ、凍てついたアスファルトに、彼女が去ってゆく駒下駄の音が響いていたのを、私は忘れられない。♪紀元は二千六百年…
新宿慕情144-145 その深夜の二時ごろ、凍てついたアスファルトに、彼女が去ってゆく駒下駄の音が響いていたのを、私は忘れられない。♪紀元は二千六百年…

新宿慕情146-147 ダリヤ姐さんの消息は…

新宿慕情146-147 八月十四日の夜。満州は新京郊外で、私たちの部隊は、有力なるソ連戦車集団の来襲を待って、タコツボに身を潜めていた。――いよいよ、戦死だナ……。
新宿慕情146-147 八月十四日の夜。満州は新京郊外で、私たちの部隊は、有力なるソ連戦車集団の来襲を待って、タコツボに身を潜めていた。――いよいよ、戦死だナ……。