黒幕・政商たち p.186-187 暴力団担当官の合同捜査会議

黒幕・政商たち p.186-187 第9章 夜の〝紳士録〟ハイライト これら知能暴力団は犯罪が起ってから捜査するやり方では抑制しきれるものではないので、被害届を出したがらない大会社、市民の暴力追放への関心を呼びさます
黒幕・政商たち p.186-187 第9章 夜の〝紳士録〟ハイライト これら知能暴力団は犯罪が起ってから捜査するやり方では抑制しきれるものではないので、被害届を出したがらない大会社、市民の暴力追放への関心を呼びさます

第9章 夜の〝紳士録〟ハイライト

昭和四十二年。八月二十六日付読売新聞=警察庁は二十五日、東日本の各警察本部暴力団担当官の合同捜査会議を開き、最近の暴力団の動きとその対策などについて協議した。その席上、暴力団への総合対策として、これら知能暴力団は犯罪が起ってから捜査するやり方ではとても抑制しきれるものではないので、被害届を出したがらない大会社、最近低調になった市民の暴力追放への関心などを呼びさますことが論議された。