外事警察の準拠法令を整備」タグアーカイブ

赤い広場ー霞ヶ関 p.218-219 アナリストはこう答えた

赤い広場ー霞ヶ関 p.218-219 I have recently obtained information that seems very rude and inaccurate for the PM. The reason is that he makes a donation to Prime Minister Hatoyama for 2 million yen every year.
赤い広場ー霞ヶ関 p.218-219 I have recently obtained information that seems very rude and inaccurate for the PM. The reason is that he makes a donation to Prime Minister Hatoyama for 2 million yen every year.

あらゆる国際犯罪の根が、暗黒都市「香港」にあることから、以前の国警では、香港に駐在官をおいて、情報入手の便宜を図り、国内の犯罪検挙の能率をあげようとした。ところが、何回申請しても、香港政庁はヴィザを出さない。

つまり、香港を根拠地とする英国秘密機関は、日本の警察官が香港に駐在して、的確な情報を入れて、〝東京租界〟の国際犯罪を撲滅することは、彼らにとって工合が悪いらしいとしか判断できないのである。

国警では、結局、軍事情報官という肩書で、桐山統計調査課長をパリに駐在させたが、これでは全く、隔靴掻痒である。警察官を外国へ出した意義は全くない。

日本が独立国であるならば、軍隊ももたねばならない。国家機密保護法も、スパイ活動防止法も、必要悪としてもたねばならない。入国管理令とか、外国人登録法とか、インチキな抜け穴だらけの法律は止めて、外事警察の準拠法令も整備しなければならない。

もちろん、国家の命運を司どる、情報機関も整備、拡充しなければならない。

そして〝東京租界〟の名を払拭して、首都東京として、誇らしい街を持ちたい。

現在、世界の各独立国が持っているのと、同様の外事諸法令をもち、同様の情報機関をもつことが、どうして、独立国である日本にとっていけないことだろうか。

私は最近、首相にとって非常に失礼な、そして確度が低いと思われる情報を入手した。その 情報というのは、例のバクチ打のモーリス・リプトン氏が、自由に日本に出入している。 理由は、彼が鳩山首相に毎年二百万円宛献金しているからだ、というのである。私はそのニュ

ース・ソースに『そんな馬鹿な!』と、一笑に付そうとしたところ、彼は真剣になって、『ウソか、ホントか、もうしばらくしたら、事件になってきますから、見ていなさい』という。

私はこの話を、治安当局に持ちこんで、その鑑定を乞うと、アナリストはこう答えた。

『エ? それは逆ですよ。首相が二百万円宛リプトン氏を通じて献金しているのですよ。私の方にはそういうふうに入ってます』

いずれにせよ、この情報は全く確度ゼロと思いたいことである。私のような若輩の、老宰相に対する敬愛の念と、人間としての礼儀とからいっても。