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新宿慕情 p.008-009 物書き一筋でもう四十年も過ぎた

新宿慕情 p.008-009 はしがき(おわり)昭和五十年十月 三田和夫 この著を、母の米寿の祝に捧げる 新宿慕情目次扉
新宿慕情 p.008-009 はしがき(おわり)昭和五十年十月 三田和夫 この著を、母の米寿の祝に捧げる 新宿慕情目次扉

旧友たちに、久し振りに逢うと、だれもが私の顔を見て、「変わったなあ」という。確かに変わったようだ。「むかしのカミソリ的なところがとれた」という人もいる。正論新聞をツブさず

に、ここまで育ててきた苦労が、私を、円満にしたのかも知れぬし、年齢のせいかも知れぬ。変わったというのも、〈良く〉変わったのであってほしい…。ともかく、十七年前の文章といまの文章とを比べていただくのも、その〈変わり方〉の証拠かも知れない。そんなつもりでの、旧作の再録でもある、のだ。物書き一筋で、もう四十年も過ぎた——。

昭和五十年十月                     三 田 和 夫

この著を、母の米寿の祝に捧げる——

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