裏表紙
腰巻・ウラ
新宿慕情
四十年以上もの〈新宿〉との関わり合いを語りながら、著者の〈社会部記者魂〉ともいうべき、頑固な人生観を述べていて、飽きさせない。軽い筆致でたのしく、人生を説いている。
事件記者と犯罪の間
昭和三十三年、著者は、安藤組による「横井英樹殺害未遂事件」を、読売社会部の司法記者クラブ詰め主任として、取材しながら、大スクープの仕掛人として失敗。退社して、犯人隠避容疑で逮捕された。
最後の事件記者
著者の読売社会部時代の、数々のエピソードを綴りながら、大新聞の内部からの、新聞・新聞記者とはなにか、と問いかけている。自伝的構成になる著者の「新聞と新聞記者論」。