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雑誌『キング』p.105下段 幻兵団の全貌 幻のヴェール(発端)

雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 下段 一、幻のヴェール(発端)
雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 下段 一、幻のヴェール(発端)

     不明、〝幻兵団〟顛末記(夕刊)
註、日付上部の△印はトップ記事

一、幻のヴェール(発端)

西陽がさし込むため、窓には厚いカーテンがひかれて、豪華な四つのシャンデリヤには灯が入った。院内でも一番広い、ここ予算委員室には異様に興奮した空気がこもって、何か息苦しいほどだった。中央に一段高い委員長席、その両側に青ラシャのテーブルクロスがかかった委員席、委員長席と相対して証人席、その後方には何列にも傍聴席がしつらえられ、委員席後方の窓側には議員席、その反対側に新聞記者席が設けてあった。昭和二十四年五月十二日、参議院在外同胞引揚特別委員会が、吉村隊事件調書から引きずりだした、〝人民裁判〟究明の証人喚問第二日目のことであった。今日は昨日に引き続き、ナホトカの人民裁判によって同胞を逆送したといわれる津村氏ら民主グループ員と、逆送された人々の対決が行われ、また〝人民裁判〟と〝日本新聞〟とのつながりを証言すべき注目の人、元〝日本新聞〟編集長小針延二郎(三五)

雑誌『キング』p.105中段 幻兵団の全貌 写真・デレビヤンコ

雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 中段 写真・第105回対日理事会
雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 中段 写真・第105回対日理事会

(写真キャプション 第百五回対日理事会は引揚問題で紛糾、△印は退場するデレビヤンコ、ソ連代表)

雑誌『キング』p.105上段 幻兵団の全貌 関係記事一覧

雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 上段 幻兵団関係記事
雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 上段 幻兵団関係記事

     脚本、事件の立役者小針とはこんな男
 2・7 前進欄
 2・7 〝幻〟は読売のデマ
     自殺の真相
 2・10 投書欄

ニッポン・タイムズ
 1・28 参院で〝幻兵団〟を究明

時事新報
 2・1 引揚者の自殺、参院で重視

新聞協会報
 2・6 〝幻兵団〟の恐怖
 2・27 〝幻兵団〟について

世界経済
△3・1 日本人スパイ謎の行方

     不明、〝幻兵団〟顛末記(夕刊)

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雑誌『キング』p.105 幻兵団の全貌 一、幻のヴェール(発端)

雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 一、幻のヴェール(発端) 写真・第105回対日理事会
雑誌『キング』昭和25年5月号 p.105 一、幻のヴェール(発端) 写真・第105回対日理事会