日別アーカイブ: 2021年8月13日

新宿慕情 p.008-009 物書き一筋でもう四十年も過ぎた

新宿慕情 p.008-009 はしがき(おわり)昭和五十年十月 三田和夫 この著を、母の米寿の祝に捧げる 新宿慕情目次扉
新宿慕情 p.008-009 はしがき(おわり)昭和五十年十月 三田和夫 この著を、母の米寿の祝に捧げる 新宿慕情目次扉

旧友たちに、久し振りに逢うと、だれもが私の顔を見て、「変わったなあ」という。確かに変わったようだ。「むかしのカミソリ的なところがとれた」という人もいる。正論新聞をツブさず

に、ここまで育ててきた苦労が、私を、円満にしたのかも知れぬし、年齢のせいかも知れぬ。変わったというのも、〈良く〉変わったのであってほしい…。ともかく、十七年前の文章といまの文章とを比べていただくのも、その〈変わり方〉の証拠かも知れない。そんなつもりでの、旧作の再録でもある、のだ。物書き一筋で、もう四十年も過ぎた——。

昭和五十年十月                     三 田 和 夫

この著を、母の米寿の祝に捧げる——

新宿慕情目次

新宿慕情 p.010-011 新宿慕情・目次 事件記者と犯罪の間・目次

新宿慕情 p.010-011 新宿慕情 目次 事件記者と犯罪の間 目次
新宿慕情 p.010-011 新宿慕情 目次 事件記者と犯罪の間 目次

新宿慕情目次

はしがき
新宿慕情
洋食屋の美人
〝新宿女給〟の発生源
ロマンの原点二丁目
〝遊冶郎〟のエチケット
トップレス・ショー
要町通りかいわい
ブロイラー対〝箱娘〟
〝のれん〟の味
ふりの客相手に
誇り高きコック
味噌汁とお新香
新聞記者とコーヒー
お洒落と女と
おかまずしの盛況
大音楽家の〝交〟響曲
〝禁色〟のうた
えらばれた女が……
オカマにも三種類
狂い咲く〈性春〉
青春の日のダリア

事件記者と犯罪の間

その名は悪徳記者
特ダネこそいのち
権力への抵抗
根っからの社会部記者